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俺のシステム備忘録

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Linuxパーティション分割スキームについて

Linuxパーティション分割スキームについての備忘録
  1. パーティション化するメリット・デメリット
  2. swapパーティションについて
  3. ディレクトリ構成とパーティションサイズについて
  4. パーティション設計の具体例


パーティション化するメリット・デメリット

メリットとして、アップデート等、システム更新時に関係ないデータへの影響を受けにくい。例えば、定期的バックアップする必要のあるデータ(稼動中に変化するデータやユーザのデータ等)をシステムとは別のパーティションに分けれることにより、システムのアップデートを行った際、システム以外のパーティションにはアップデートの影響はなくバックアップデータは保障される。 さらに、作業用のファイルシステム(一般的には/varや/tmp)を独立させておくと、システムやユーザーデータへの影響を最小限にできる。例えば、だれかが50Mbytesのメールを出したとする。このメールでファイルシステム(編注)があふれたとしても、パーティションを分けておけばシステムやユーザーが使うパーティションには依存せず、容量圧迫の影響を受けない。

逆にデメリットとして、見積もりを誤るとパーティションの使用率に偏りが出ること。/usrは余っているのに/varが不足、/homeを使い切ってしまった等になると事は深刻。しかしながら、近年HDDが安く手に入れられやすくなったことにより、HDD追加で容易に解決してしまう。



swapパーティションについて

パーティション設計で必須作業ともいえるのがswapの設定である。swapとはハードディスクなどの補助記憶装置を利用して使用可能なメモリ容量を増やす機能のこと。

過去数年で推奨されるスワップ領域のサイズは、システムの RAM サイズとともに直線的に増加してきた。しかし、最近のシステムのメモリーサイズは数百ギガバイトまで増加したため、現在ではシステムが必要なスワップ領域のサイズは、そのシステム上で実行しているメモリー負荷の関数であることが認識されている。 以下の表に、使用のシステムの RAM 容量別に、システムがハイバネートするために十分なメモリーが不要な場合と必要な場合のスワップパーティションの推奨サイズをまとめた。推奨のスワップ領域はインストール中に自動的に確定されますが、ハイバネーションも可能にするには、カスタムパーティション分割の段階でスワップ領域の編集が必要となる。

推奨のシステムスワップ領域
システムのRAMの容量 推奨されるスワップ領域 ハイバネーションを
可能にする場合に
推奨されるスワップ領域
2GB 以下の RAM RAM 容量の 2 倍 RAM 容量の 3 倍
2GB から 8GB の RAM RAM 容量と同じ RAM 容量の 2 倍
8GB から 64GB の RAM RAM 容量の 0.5 倍 RAM 容量の 1.5 倍
64GB 以上の RAM 4GB のスワップ領域 追加の領域は不要


ディレクトリ構成とパーティションサイズについて

パーティション設計する上で、Linuxのディレクトリ構成と役割について理解してサイズを決める必要がある。 以下にディレクトリ構成とサイズをまとめてみた。

ルート(/)
ルートディレクトリ
(目安サイズ: 1GB 〜 )
ここではサブディレクトリをいくつかパーティション化するので必要最小の構成で配置すると想定してパーティションサイズを算出している。

/usr
各種プログラムなどを格納するディレクトリ
(目安サイズ: 2.5GB 〜 )
主にアプリケーション等のプログラムが格納されている。 /usr は、ディストリビューションをアップグレードすることで、 格納ソフトがバージョンアップされる。また、初期インストール時にパッケージとして後から追加できるソフトウェアが格納されている。インストールするOSのサイズを考慮してサイズを決める必要がある。

/home
ユーザーのホームディレクトリ
(目安サイズ: 1人 * 100MB など)
各ユーザーのホームディレクトリが作成され、各ユーザーのドキュメント等を管理するディレクトリ。利用するユーザー数を考慮してパーティションサイズを決める。

/boot
起動に必要なファイルを格納するディレクトリ
(目安サイズ: 100MB、RHEL6では250MBが推奨されている)
起動時に必要とするファイルが格納されている。

/tmp
一時ファイル格納ディレクトリ
(目安サイズ: 300 〜 700MB)
インストール時の一時ファイルやアプリ起動時・稼動時の一時ファイルを作成する際に利用するディレクトリ。

/var
定期的に変更されるデータを格納するディレクトリ
(目安サイズ: 1GB 〜 )
ログファイルやメールデータ等を格納しているディレクトリ。肥大化する恐れもあるので注意が必要である。

/opt
オプションのソフトパッケージのコピー、インストールファイルが格納されているディレクトリ
(目安サイズ: 1GB 〜 )
RPMやdpkgといったパッケージ管理システムでプログラムをインストールする場所。



パーティション設計の具体例

上記を踏まえた上で、いくつかの具体例を挙げてみる。
( HDD:20GB、RAM:1GBのマシンを使用すると仮定 )

パーティションにこだわらない、デスクトップ用途
パーティション ディレクトリ 容量
/dev/hda1 swap領域 2GB
/dev/hda2 /boot 100MB
/dev/hda3 / 残り(約18GB)

サーバ用途
パーティション ディレクトリ 容量
/dev/hda1 swap領域 2GB
/dev/hda2 /boot 100MB
/dev/hda3 / 1GB
/dev/hda4 /var 5GB
/dev/hda5 /usr 3GB
/dev/hda6 /opt 1.5GB
/dev/hda7 /home 4GB
/dev/hda8 /tmp 500MB
/dev/hda9 /rsv 残り(約3GB)
予備のパーティションとして確保しておく。最後のパーティションとして /rsvを確保しておき、他のパーティションの容量が足りなくなったときに /rsvを削除して新しいパーティションを作り直すために使う。


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